A.起業には周囲のサポートや本人の心構え、起業に必要なお金など、様々な準備が必要です。お金の面では、1年間位は無収入でも暮らせるだけの生活資金が必要です。次に、ビジネスを始めるに際して、最初の半年~1年位の間で事業資金が「どれだけ必要か」、その資金を「どのように調達するか」についての検討が必要でしょう。
起業に際しての最初の大きな課題は「開業資金の手当て」にあります。どのような調達方法が可能か(あるいは望ましいか)はケースバイケースですが、"start small(小さく始める)"ことをお勧めします。起業は計画通りにはなかなか進みませんが、無計画に起業すれば失敗の確率が非常に高くなります。起業に際しては、Business Plan(ビジネスプラン)をしっかり練ることが必要です。
A.いわゆる「事業計画」といわれるもので、事業の目的や意義、事業の特徴や強み、ビジネスモデル(収益を生み出す構造)などを文章と数値で記述したものです。
ビジネスプランを作成するメリットとしては
① 構想の整理につながる。
②(様々なビジネスパートナーとの)コミュニケーションツールになる。
③ (信頼のおける他者に)見てもらうことで、独善的な計画や思い込みのリスクを軽減できる。
といったものが挙げられます。また、外部からの資金を調達する場合には、実行可能性が高いビジネスプランは必要不可欠となります。もちろん、最初から完璧なプランを作る必要はありません。重要なことは、ビジネスの構想の具体化の程度に応じて、徐々に精度を高めていくこと、そして、実際にビジネスを開始した後においても、適宜ビジネスプランを見直していくことにあります。
A.ビジネスプランには特に決まった書き方があるわけではありませんので、自由な発想で書いて差し支えありません。ただ、「どんな内容を」を書くかのかについて、何らかの指針があった方が書きやすいかもしれません。また、ビジネスプランを(将来的に)誰かに説明する必要が生じる可能性もあります。こうしたことを考慮すると、外部説明用のビジネスプランの形式を意識しておくのも良いかもしれません。個々の内容については別の機会で取り上げますが、(外部説明用の)一般的なビジネスプランのイメージは次のとおりです。
■ 全体の分量はA4で20ページから40ページ程度
もちろん、実際に作成されるビジネスプランの分量はもっと多くなると思いますが、外部に説明するという観点からは、長くても40ページが限界と思います。
■ 要約(Executive Summary)を必ずつける
要約は、ビジネスプランを外部に説明する際には必須です。また、要約は必ず1ページ以内で収まるようにします。なお、要約はビジネスプラン策定の最終段階に作成することになります。
■ 目次(項目)
ビジネスプランに書く内容としては、以下の項目が一般的です。
・要約(Executive Summary)☛上述
・会社の概要(既に同業種での実績「トラックレコード」がある場合には、その実績も記載する)
・製品/サービス(提供するorしようとする製品やサービスの特徴や差別化要因など)
・業界/市場分析(上記製品やサービスに係る市場構造や競合会社、市場規模、成長率など)
・市場戦略(マーケティング戦略)(「製品・サービスをどうやって効果的に販売するか」に関する記述)
・業務戦略(事業を行う際に必要となる様々な業務の内容・社内体制)
・製品/サービス開発戦略(新製品や新サービスの開発方法と時期など)
・経営者(グループ)と事業をサポートする専門家のプロフィール
・財務データの概要
・付録(ビジネスプラン策定の前提となる根拠資料など)